研究班・課題の成果

身体技法および感性の資料化と体系化

2班 「身体技法および感性の資料化と体系化」総括

身体技法、つまり文化によって条件づけられた身体の使い方の比較研究については、人類史的立場から総合的に取り組み、その位置づけをより明確にするために、フランス、アフリカ、メキシコ、モンゴルなどを選び、調査をおこなった。一方、芸能研究のフィールドワークとしての取り組みとして、中国、日本をフィールドとして、角度変化のデータを直接取得できる磁気式モーションキャプチャを用いて東アジアの民俗芸能と伝統芸能の定量比較をおこなった。


用具と人間の動作の関係については、身体技法研究を通して何が見えてくるのかという視点から、東北地方・中部地方の木摺臼の形態比較に取り組んだ。木摺臼の形態の違いから作業姿勢が復元でき、作業姿勢は使い手の身体技法に規定されることから、日本列島に暮らしてきた人々の身体技法の違いを復元し、そこから古墳時代日本列島の民族分布をさぐろうという構想をもった。


2班・課題

研究者(2008年3月31日 現在)

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