出典:
手塚道男「満洲の旅に描く(一)」(『神社協会雑誌』第29年 第4号)
原資料種類:
図(絵・スケッチ)
原資料付加文字情報:
1序 昭和四年十二月、十日間で満洲一巡の旅を終えた一昨年の初夏、鎌倉の弟が忠魂慰霊祭や講演をして巡った後ではあるが、自分の旅の使命は満洲連合神職大会に関する事務の打合せと、神社経営及社殿防寒設備等の調査であった。僅かな日程は満洲の輪郭すら把ることも出来なかったが、公の旅費を支給されていることや、この方面の報告は近く住むものの当然の義務とも信ずるままに敢て筆を運ぼうと思う。然し旅の感想や風物を、道行きのままに詳述しようとは企てない。それは多くの旅行案内記や紀行文に譲るほうが得策であるから、ここには神道人として興味を持てるものを、スケッチしつつ印象をも語ろうと思う。満洲の神社数は四十二社で神職数は二十二名である。図中の●点は主なる神社所在地で、●点はこの旅で親しく参拝した神社を示す。
原資料内容:
奉天神社他の満鉄沿線の神社所在略図
原資料サイズ:
100×75
掲載ページ:
49
備考:
鎮座祭は1916(大正5)年12月16日